寄付先は、支えたい人と届けたい支援から選ぶと絞れます。 学生の学費や研究には公益財団法人ガクシー財団(本ガイドの運営団体)、子どもの学びや居場所にはカタリバ、被災者への現金支援には日本赤十字社の義援金などが候補です。 この記事では、教育・生活・医療・災害・動物・自然・人権の13団体を比較します。金額だけでなく、使い道、報告、継続寄付の止め方まで確かめて、自分に合う支援先を選べます。 目的別に寄付先13団体を比較する 日本から個人が申し込め、公式ページで支援内容と寄付窓口を確認できる団体を、分野と届け方の違いから選びました。本ガイドを運営する当財団も、給付型奨学金の選択肢として掲載しています。 掲載順は順位ではありません。金額・受付条件は2026年10月18日時点です。 支えたい分野で絞り込む すべて学び・子ども生活・住まい医療・家族災害海外の子ども動物・自然人権13団体を表示 学生の学費・生活費・研究 ガクシー財団 本ガイドの運営団体返済不要の給付型奨学金を支える 寄付額・方法一般寄付は都度・継続とも1,000円から 所得税:所得控除・税額控除から選択 支援内容・報告を詳しく見る 当財団では、学費や生活費、研究などを支える給付型奨学金への寄付を受け付けています。学生が将来返還する貸与ではなく、返済不要の資金で学びを支えたい方に合う候補です。 一般寄付は都度・継続とも1,000円から。分野・地域などの条件や名称を自分で決めたい場合は、給付原資50万円から、別途運営費で冠奨学金を設ける方法もあります。一般寄付と、自分の奨学金をつくる費用は異なります。 寄付金の受け入れ・管理は財団が担い、株式会社ガクシーが運営実務を支えています。財団の公開情報ページでは、2026年10月20日時点で資料の公開準備中と案内しています。事業報告や財務資料を確認したい方は、寄付前にお問い合わせ窓口へご相談ください。「ともに歩む奨学金」の公開インタビューでは、生活費の不安が減った学生の変化と、寄付者が受け取った報告を確認できます。 寄付の公式案内 / 法人・事業の情報 / 寄付者・奨学生のインタビュー 国内の子どもの学び・居場所 カタリバ 子どもが学び、人とつながれる場や機会を支える 寄付額・方法継続寄付は月1,000円から 所得税:所得控除・税額控除から選択 支援内容・報告を詳しく見る カタリバは、子どもたちに学びの機会や安心して過ごせる場を届ける活動をしています。大人との関わりや学習の環境を支えたい方に合う候補です。 2024年度の年次報告には、学習支援や相談、食事の支援に加え、奨学金による費用の給付と進路支援も掲載されています。支えたいことが「居場所」か「進学費用」かだけで区切らず、事業の対象や組み合わせから選べます。 寄付の公式案内 / 年次・会計報告 こども食堂の活動 むすびえ 全国のこども食堂や地域ネットワークを支える 寄付額・方法継続寄付は月1,000円から 所得税:所得控除・税額控除から選択 支援内容・報告を詳しく見る むすびえは、地域のこども食堂ネットワークへの支援、企業との協働、調査研究などを通じて、全国のこども食堂を支えています。特定の一か所だけでなく、こども食堂の活動を広く支えたい方に合う候補です。 寄付金は食材費に限らず、食堂を支える仕組みづくりや調査などにも使われます。支えたい食堂が決まっている場合は、その食堂や地域ネットワークへの直接寄付と比べて選ぶとよいでしょう。 寄付の公式案内 / 活動・決算報告 親を亡くした子などの進学 あしなが育英会 奨学金、教育支援、心のケアを支える 寄付額・方法クレジットカードの都度寄付は500円から 所得税:控除対象外 支援内容・報告を詳しく見る あしなが育英会は、病気や災害などで親を亡くした子どもや、親が障がいなどで十分に働けない家庭の子どもを、奨学金や教育支援、心のケアで支えています。寄付の使い道は、活動全般のほか、国内遺児の奨学金、心のケア、アフリカ遺児の教育支援などから選べます。 個人の寄付は、所得税の所得控除・税額控除の対象外です。税制を含めた条件は、後半の比較表にまとめています。 寄付・税制の公式案内 / 都度寄付の受付条件 / 年次・会計報告 生活や住まいに困っている人 もやい 食料・宿泊の緊急支援と、相談・住まいの支援を届ける 寄付額・方法カードの都度寄付・毎月の寄付は1,000円から 所得税:所得控除・税額控除から選択 支援内容・報告を詳しく見る もやいは、生活相談、住まいの確保、交流の場づくりなどに取り組んでいます。子どもだけに対象を限定せず、生活に困っている人を支えたい方に合う候補です。寄付は、公的支援につながるまでの食費・宿泊費・交通費や、相談体制の運営などに使われます。 2024年度(2024年4月〜2025年3月)の事業報告には、生活相談1,300件(うち生活保護申請への付き添い120世帯)、電話相談約3,000件が記載されています。緊急の食料提供に加え、制度利用や住まいの支援までつなぐ活動です。都度寄付はクレジットカードで1,000円から、毎月の寄付は1,000円から申し込めます。 寄付・使い道の公式案内 / 2024年度事業報告 / 決算・監査報告 病気の子どもに付き添う家族 ロナルド・マクドナルド・ハウス・ジャパン 病院近くの滞在施設を支える 寄付額・方法毎月の寄付は300円から 所得税:所得控除・税額控除から選択 支援内容・報告を詳しく見る 病院近くに滞在施設を設け、病気の子どもに付き添う家族を支える財団です。治療そのものに加えて、家族の宿泊や生活の負担にも目を向けたい方に合います。地元など、特定のハウスを選んで寄付することもできます。 旧名称の「ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン」から、2026年10月に名称が変わりました。ハウスの利用料は2026年4月から無償化されています。リネン使用料などの負担は別途あり、寄付は施設の建設・修繕・運営などを支えます。 毎月の寄付は300円から。領収書が必要なら、公式ページの「寄付」の窓口を選びます。店頭の募金箱など、領収書を発行しない方法もあるためです。 寄付・支援方法 / 改称・利用料無償化の案内 / 利用条件・税制のFAQ / 事業・決算報告 国内災害の被災者の生活再建 日本赤十字社の国内災害義援金 自治体などを通じて被災者へ現金を届ける 寄付額・方法受付中の義援金を選択。受付期間・送金方法は募集ごとに確認 所得税:所得控除(募集ごとに確認) 支援内容・報告を詳しく見る 国内災害義援金は、全額が被災都道府県の義援金配分委員会に送られ、自治体を通じて被災者へ届けられます。被災した人の生活再建を、金銭的に支えたい方に合う寄付です。 一方、日本赤十字社の「活動資金」は、救護などの活動を支えるものです。被災者への義援金と、支援活動の費用は別の募集です。公式ページで支えたい災害と受付期間を選び、指定された送金先を使ってください。 受付中の義援金一覧 / 義援金と活動資金の違い / 財政報告 紛争・災害などの緊急医療 国境なき医師団 医療を必要とする人々への活動を支える 寄付額・方法都度・継続寄付。1回500円以上を案内 所得税:所得控除・税額控除から選択 支援内容・報告を詳しく見る 国境なき医師団は、紛争や災害などで医療を必要とする人々に医療・人道援助を行っています。寄付金の使い道は原則として団体に任せ、必要性に応じた活動を支えます。特定の一人や一地域を選ぶことより、緊急性の高い医療に役立てたい方に合う候補です。 都度寄付と継続寄付があり、事務手続きにかかる費用を踏まえて、1回500円以上の寄付を案内しています。大規模な緊急援助では、例外的に使途を指定する募集を行うこともあります。 寄付の公式案内 / 金額・使途のFAQ / 活動報告書 世界の子どもの保健・栄養・教育 日本ユニセフ協会 ユニセフの活動を通じて必要な支援を届ける 寄付額・方法毎月の寄付はWeb申し込みで500円から 所得税:所得控除・税額控除から選択 支援内容・報告を詳しく見る 日本ユニセフ協会のマンスリーサポートは、ユニセフが行う保健、栄養、水と衛生、教育、子どもの保護、緊急支援などに使われます。 寄付金はユニセフ本部を通じて現地事務所へ届けられ、各地の子どもの状況や必要性に応じて配分されます。特定の子どもとの交流よりも、必要な地域へ広く支援を届けたい方に合う候補です。 毎月の寄付の公式案内 / 金額・使途のFAQ / 年次報告 海外の貧困地域で暮らす子ども ワールド・ビジョン・ジャパン 交流する子どもと、その地域の教育・保健・水などを支える 寄付額・方法チャイルド・スポンサーシップは月4,500円 所得税:所得控除・税額控除から選択 支援内容・報告を詳しく見る チャイルド・スポンサーシップは、一人の子どもとの手紙などの交流を通じて、地域の変化を知りながら続ける支援です。寄付金をその子へ直接渡すのではなく、教育、保健、水などの環境を整え、子どもたちが育つ地域を支えます。 地域全体への支援を、一人の子どもとのつながりから身近に感じたい方に合う候補です。別の方法として、月1,000円からのプロジェクト・サポーターもあります。金額だけでなく、交流の有無と支援内容で選べます。 支援方法・金額の公式案内 / 年次報告 犬や猫の保護・譲渡、飼育環境の改善 日本動物愛護協会 譲渡会、不妊去勢手術の助成、飼い主への啓発などを支える 寄付額・方法カードの都度寄付は1,000円から 所得税:所得控除・税額控除から選択 支援内容・報告を詳しく見る 日本動物愛護協会は、犬猫の譲渡会、飼い主のいない猫の不妊去勢手術への助成、飼育に関する相談や啓発などを行っています。2025年度の報告には、犬と猫それぞれ月1回の譲渡会や、全国の保護活動をする人への物資支援が掲載されています。 野生動物の生息地保全よりも、身近な犬や猫が置かれている環境を改善したい方に合う候補です。公式のカード寄付は1,000円からで、領収書の要否と、広報誌への氏名掲載の可否を選べます。 都度寄付の公式窓口 / 2025年度事業報告 / 会計などの公開資料 野生動物と自然環境の保全 WWFジャパン 野生動物の生息地や自然を守る活動を支える 寄付額・方法都度寄付は500円から 所得税:所得控除・税額控除から選択 支援内容・報告を詳しく見る WWFジャパンは、野生動物や自然環境の保全に取り組んでいます。野生動物の生息地や、生き物を取り巻く自然環境を守りたい方に合う候補です。 活動全般への寄付のほか、募集しているテーマに参加する方法もあるため、自分の関心に合う活動から選べます。 寄付の公式案内 / 活動・財政報告 人権侵害をなくす活動 アムネスティ日本 人権侵害の調査・発信、政策改善を求める活動を支える 寄付額・方法毎月の寄付は1,000円から。100円単位で設定可 所得税:所得控除・税額控除から選択 支援内容・報告を詳しく見る アムネスティは、人権侵害の調査・報告、署名やキャンペーン、政府などへの働きかけを行っています。物資や現金を届ける支援とは異なり、権利を奪われる状況を変える活動を支えたい方に合う候補です。 日本での活動と、国際事務局を通じた調査・発信などを支えます。毎月の寄付は1,000円以上、100円単位で設定できます。寄付プログラムと会員制度は別で、寄付は所得税の控除対象ですが、会費は対象外です。 寄付の公式案内 / 金額・支払条件の申込書 / 活動・会計報告 控除には対象寄付額・申告などの要件があります。ポイント寄付や会費は別扱いです。税制・手数料・停止方法の比較へ → 寄付先の選び方:似た候補は支援の届け方で比べる 同じ分野を支える団体でも、寄付の先にある支援は同じではありません。候補が二つ残ったときは、次の違いで選べます。 子どもの学び・居場所か、こども食堂か 学び、大人との関わり、居場所を支えたい カタリバこども食堂の活動を広げ、支える仕組みに参加したい むすびえどのような事情を抱える子どもを支えるか 貧困・不登校など、さまざまな事情を抱える子どもの学び カタリバ親を亡くした子どもなど、遺児の進学と心のケア あしなが育英会どちらにも学びを支える複数の事業があるため、主に支援の対象で比べます。 幅広い支援か、交流を通じた地域支援か 必要性に応じた幅広い支援を少額から始めたい 日本ユニセフ協会の毎月の寄付一人の子どもとの交流を通じて地域への支援を続けたい ワールド・ビジョン・ジャパンのチャイルド・スポンサーシップ身近な動物か、野生動物と自然か 犬猫の譲渡や飼育環境を支えたい 日本動物愛護協会野生動物と生息地の自然を守りたい WWFジャパン医療を届ける活動か、付き添う家族の滞在か 紛争地などで医療を届ける活動を支えたい 国境なき医師団日本で子どもの治療に付き添う家族の滞在を支えたい ロナルド・マクドナルド・ハウス・ジャパン たとえば「海外の子どもを月500円で支えたい」なら、日本ユニセフ協会の毎月の寄付が条件に合います。「交流もしたい」なら、月4,500円のチャイルド・スポンサーシップが候補です。目的が合う候補を二つまで絞り、予算と届け方で決めると選びやすくなります。 信頼できる寄付先を選ぶための確認方法 寄付先の信頼性は、知名度や法人の種類だけでは判断できません。活動に共感できたら、募集の説明と、実際の活動・会計の報告がつながっているかを見ます。 見る資料 | 読み取ること | 団体概要・役員名簿 | 正式名、所在地、責任者、問い合わせ先が明らかか | 寄付の募集ページ | 活動全般に使うのか、地域や事業を指定できるのか | 事業・年次報告 | いつ、誰に、どのような支援を行い、結果や課題をどう説明しているか | 決算書・会計報告 | 収益、費用、翌年度へ引き継ぐ財産を、活動の説明と照らし合わせられるか | 監査報告・認定などの情報 | 何を対象に、誰が確認したか。認定の有効期間や範囲も明らかか | 寄付者向けFAQ・規約 | 領収書、停止、手数料、氏名の掲載、連絡の受け取り方がわかるか | ※ 横幅のある表は、スマートフォンでは左右に動かして読めます。 実例:カタリバの2024年度報告を読む カタリバの2024年度報告は、2024年9月1日〜2025年8月31日が対象です。活動計算書には、次の数字が記載されています。 図で見るカタリバの2024年度:収益と費用を比べる 経常収益1,698,109,746円経常費用1,925,227,950円当期経常増加額 −227,118,204円 翌年度へ引き継ぐ正味財産1,794,220,935円現金残高とは異なります対象:2024年9月1日〜2025年8月31日。赤字の有無だけで判断せず、支援計画と支出の背景を合わせて読みます。 これだけを見て、赤字だから問題があるとは判断できません。団体は、緊急支援の寄付募集終了で収益が減る一方、前年度の決算を踏まえて支援拡大を計画し、予算に沿って費用を使ったと説明しています。 図で見る活動報告は、この3つをつなげて読む 01数字収益・費用・繰越財産を確認 02理由なぜ増えた/減ったかを読む 03活動実際に行った支援と照合 この説明から支出の背景はわかりますが、それだけで将来の安定性まで保証されるわけではありません。年度をまたいだ変化や今後の計画も判断材料になります。 また、年次報告書の図にある「運営・管理・広報活動費」と、活動計算書の「管理費」は分類が異なります。団体間で比率を比較するときも、項目名や集計範囲をそろえなければ、低い方がよいとはいえません。 出典:カタリバ「2024年度年次報告書」財務・会計報告 活動人数や更新日も、数字の意味まで読む 支援した人数を比べる場合は、実人数か延べ人数か、対象事業が一部か全体かをそろえます。人数が多いことと、一人への支援が充実していることは同じではありません。 資料の年度にも注意が必要です。あしなが育英会の年次報告ページには、2025年度の活動報告と、2024年度の財務書類が掲載されています。別の年度の資料を一組の実績として読むと、活動と費用の対応を誤ってしまいます。 出典:あしなが育英会「年次報告書」 学生本人の声も、制度の条件と合わせて読む 人数や会計に加え、支援を受けた人の経験も判断材料になります。たとえば、生活費の支援が研究の時間にどうつながったかは、奨学生と寄付者の公開インタビューを紹介した記事で確認できます。一人の経験をすべての受給者に当てはめず、募集対象や支給条件と併せて読んでください。 法人名と募集窓口を、公的な情報と照合する 図で見る公的な法人情報から、公式の寄付窓口へ 01法人名と所在地を照合公益法人は公益法人information、NPOは内閣府NPO法人ポータルで検索。似た名前だけで判断しない 02公開資料と募集を比較目的・事業・会計を募集の説明と照合。対象年度と情報反映の時間差にも注意 03公式サイトから申し込む案内にある振込・決済先を確認。SMSなどの別口座への送金依頼は、その連絡先だけで判断しない 法人が実在することと、届いた寄付依頼がその法人の募集であることは別です。また、公的サイトへの掲載が、活動の効果やすべての記載内容を保証するわけではありません。 出典:公益法人information、内閣府NPO法人ポータルサイト・利用上の注意 税制・手数料・継続寄付の停止方法を比べる 所得税の控除は、団体と寄付の種類で異なる 次は、各団体の公式案内に基づく個人の所得税の扱いです。対象となる寄付の年間合計が2,000円を超えることなどの要件があり、原則として確定申告が必要です。控除額には上限があるため、寄付すれば一律に同じ額が戻るわけではありません。 寄付先 | 所得税の扱い | ガクシー財団 | 個人の所得税は、要件を満たせば所得控除・税額控除から選択。税額控除には証明書の写しが必要(受取方法は財団へ確認) | カタリバ、むすびえ、国境なき医師団 | 所得控除・税額控除のどちらかを選択できる | 日本ユニセフ協会、ワールド・ビジョン・ジャパン、WWFジャパン | 所得控除・税額控除のどちらかを選択できる | もやい、日本動物愛護協会 | 所得控除・税額控除のどちらかを選択できる | ロナルド・マクドナルド・ハウス・ジャパン、アムネスティ日本 | 所得控除・税額控除のどちらかを選択できる。申告に必要な領収書などを受け取れる寄付方法を選ぶ | あしなが育英会 | 個人の寄付は所得控除・税額控除の対象外 | 日本赤十字社の国内災害義援金 | 例として、能登半島地震災害義援金は所得控除の対象。所得税は活動資金と同じく所得控除。住民税では、被災自治体へ交付される義援金はふるさと納税として扱われる | 日本赤十字社への寄付は、団体名だけでなく募集名で扱いを確かめる必要があります。上記の能登半島地震災害義援金は、個人住民税ではふるさと納税に該当する旨も募集要綱に明記されています。 一般の団体への寄付について、住民税の控除対象は自治体の指定によって異なります。計算や必要書類は、寄付金控除の条件・申告方法をご覧ください。 「手数料なし」は、誰の負担がないのかで読む 日本ユニセフ協会の毎月の寄付では、引き落とし手数料を協会が負担するため、寄付者から引き落とされるのは寄付額だけです。 一方、日本赤十字社の能登半島地震災害義援金は、ゆうちょ銀行・郵便局の窓口から指定口座へ振り込む場合は手数料が免除されますが、ATMの通常払込みやゆうちょダイレクトには所定の手数料がかかります。同じ寄付先でも、支払方法によって負担が変わる例です。 寄付者に追加の手数料がない場合も、団体の決済費用や運営費までゼロになるとは限りません。自分が追加で払う費用と、団体が活動のために使う費用を分けて比べます。 出典:日本ユニセフ協会「毎月のご寄付について」、日本赤十字社「令和6年能登半島地震災害義援金」 毎月の寄付は、停止の窓口と締切まで見て選ぶ 継続寄付は、停止できても、連絡当月の請求が必ず止まるとは限りません。公式案内で確認できる窓口・条件は次のとおりです。 寄付先 | 継続寄付を停止する方法・注意点 | ガクシー財団 | 変更・停止の連絡方法と、次回の支払いに間に合う期限を、申し込み時に窓口へ確認 | カタリバ | 「ご支援の変更・中止(退会)」ページから手続き方法を選ぶ | むすびえ | 決済完了メールにある解約フォーム。停止希望月の15日の決済より前に手続き | あしなが育英会 | 本人確認のため原則として寄付課へ電話。電話や本人からの連絡が難しい場合はフォームで相談 | 国境なき医師団 | 停止希望月の前月末までに連絡。請求処理済みの分は止められない | 日本ユニセフ協会 | 電話・FAX・メールで連絡。手続きが間に合う月から停止 | ワールド・ビジョン・ジャパン | 支援期間は自由。中止を希望する場合は連絡。停止手続きの完了まで約1か月かかる | もやい | カードでの継続寄付は、決済完了メールのリンク先にある退会フォームから手続き。口座振替等は別の窓口 | ロナルド・マクドナルド・ハウス・ジャパン | 公式ページ記載の電話窓口へ連絡。翌月の請求に間に合わない場合がある | アムネスティ日本 | 事務局の寄付担当へ連絡。月末を過ぎると停止の反映まで1か月かかる場合がある | 継続できるか迷う場合は、一度だけの寄付から始める方法もあります。上の団体紹介では、WWFジャパン、あしなが育英会、国境なき医師団に500円からの都度寄付を挙げています。 申し込む前は、募集元と支払い内容を照合する SNSやメールで寄付の募集を知った場合も、団体の公式サイトから同じ募集を開き、受付期間と送金先を照合します。寄付フォームが外部サービスに移ること自体は珍しくありません。団体の公式ページから案内されている窓口かどうかが判断の手がかりになります。 決済の直前には、金額が「今回のみ」か「毎月」か、使い道を指定したか、氏名掲載を希望するかを見直します。受付メールや募集内容を保存しておくと、後で活動報告と照らし合わせたり、変更・停止の連絡をしたりするときに役立ちます。 寄付先選びでよくある質問 Q. 一度だけ、少額で寄付できるところは? 今回紹介したなかでは、WWFジャパン、あしなが育英会のクレジットカードによる都度寄付、国境なき医師団の今回の寄付は500円からです。毎月の申し込みと取り違えないよう、支払い回数を選んで参加できます。 Q. 寄付が100%支援先へ届く団体を選ぶべきですか? 現金を配る義援金と、医療や教育を提供する活動では、お金の届け方が違います。義援金の全額送金は、本人への金銭支援を希望する場合の判断材料になります。一方、医療や教育には人件費、設備、輸送、会計などの費用も必要です。割合だけで順位をつけず、その支出でどんな支援を届けるかを比べると、自分の希望に合う寄付先を選べます。 Q. 公益法人や認定NPO法人なら、どこを選んでも同じですか? 同じではありません。制度上の要件を満たしていても、支援の対象、方法、活動地域、寄付の条件は異なります。税制上も、公益法人への寄付がすべて税額控除の対象になるわけではありません。法人の種類は判断材料の一つとし、支えたい活動との一致も見て選びます。 出典:国税庁「公益社団法人等に寄附をしたとき」